10月25日(日)名古屋HMK美術教室の生徒さんとご家族一行が森林体験ツアーに参加されました。

今回は中川集落南にある加藤林産株式会社の協力と、創造力とおもてなし心満載の村人たちにより、新たな体験メニューを加えました。

まずは社内見学ツアーから開始。無数の美しい磨き丸太が立ち並ぶ工場内を会長の加藤さんの案内で見学しました。

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加藤林産さんは、北山磨丸太を植林から床柱のプレカットまで一貫して生産している日本唯一の林業会社。積水ハウスなどの大手ハウスメーカーに磨き丸太を出荷しています。磨き丸太は建築現場で熟練大工による加工が必要でしたが、機械化されたプレカット工法により非熟練の職人でも簡単に設置できるよう床柱を加工されています。

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古来から伝わる伝統技術を承継しつつ、斬新な発想による新技術をふんだんに取り入れ、磨き丸太の普及のため頑張っておられます。 http://www.katourinsan.co.jp/ (加藤林産株式会社HP)

次は皮むき体験。台杉からとった垂木の原木を昔ながらの木へらを使って子供たちに皮を剥いてもらいました。

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幼児さんから中学生までみんな一生懸命夢中になって作業をしています。メニューのなかでこれが一番楽しかったという感想をいただいています。剥いた皮をリースにして持ち帰られる保護者の方もおられました。

裏山の杉林では地元職人による枝打ちや木から木へ飛び移る「猿飛び」を実演。子供たちははしご登りを体験してもらいました。

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昼からは中川のまち歩き。

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中川のシンボル巨大台杉、絶景の借景の宗連寺を見学し、山道を歩くと…

手作りのアスレチックが出現。「子供たちに喜んでもらいたい」と熱意あふれるスタッフが秘密に準備をされていました。

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自然のなかでいっぱい体を動かし、心も体もすっきり。楽しそうな子供たちの姿を回りで見守る大人たちも笑顔いっぱいです。

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集落の路地を下り、磨き丸太倉庫へ。ここではかつて菩提の滝からとった砂で丸太を磨く女性が働いていました。映画「古都」のロケ地にもなったところです。ここで細い垂木の棒や床柱となる丸太を砂で磨く体験をしました。

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加藤林産さんに戻り、午後3時過ぎに終了。盛りだくさんのメニューで高低差のあるコースを歩きましたが、みなさん元気いっぱい。「本当に楽しかった」「来年もまた来たい」とうれしいお声をいただき、スタッフ一同たいへんうれしい限りです。来年のお越しを心からお待ちしています。

中川自治振興協議会では、様々な団体さんを対象にこのような体験ツアーの受け入れを行っています。メールまたはお電話(075-406-2340)でお問合せください。