かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)の続編になります。

ドイツ公共放送連盟(ARD)による『台杉』と北山林業の紹介番組の撮影のため、

二日目は中川地区・杉阪地区にて収録が行われるとのことです(o^^o)

一日目は、『台杉』で育てられる『垂木』の使われ方、製品となった後を収録。

今回は製品になるまでの過程、そしてそれに携わる職人さんの一日を撮影していきたいとのことで、

なんと!職人さんが道具を用意して家を出るところから撮影してきたいとのことです(¨!

どのような道具がどのような場所に保管されていて、どのように装備されるのか・・・。

まさに徹底した撮影が行われました(^^;) 職人さんもその熱意には驚かれていた様子。

枝打ち用はしごも準備して、今回の作業場(収録場所)へ向かいます。

作業場における山主さん(依頼主)と職人さんの打ち合わせ風景も撮影。

今までに何度もこういった取材撮影は受けたことがあったが、

ここまで丁寧なものはなかったと地域の方々も驚きの連続です。

今度は職人さんの華麗な技術の数々に撮影チームが驚かれていました。

決して平らではない場所にはしごを設置し、高所で作業をされる様子や

台杉の株部分の丁寧な手入れの様子を撮影しながら、撮影チームが質問を投げかけます。

聞いている私も驚いたエピソードを一つ。台杉は、直立した上部に目が行きがちですが、

株の部分に枯れ枝がないこと、密集していないことが重要で、ここの手入れが整っていないと

生育が悪くなるんだそうです。そのため、元気に伸びる次の世代の木を育てるためには、

株の手入れが欠かせないのですが、その木を見定めるのは職人の『目』なんだそうですΣ(゜゜)

そしてそんな一流の職人さんの『命』とも言える道具の手入れも撮影。

一時間に一回ほどは刃を研ぐそうで、どんな素晴らしい技術を持った職人がいたとしても、

道具がその技術を引き出せる状態でなければいけないとのこと。職人の世界は深いです(*^-^)

最新技術のドローンを用いた撮影も行われました。上空からの台杉群も撮影されていましたので、

丁寧に手入れされた美林帯が映っていることでしょう(*^-^*)

午前中の収録は無事に終了。次回は午後の収録風景をご紹介します。