かがやき隊員の奥田です!小野郷地域の方と昔の行事ごとについてお話する中で,

何かと聞く機会が多いのが提灯(ちょうちん)やろうそく,そして松明(たいまつ)。

今回は松明を用いた大森地区の送り火,『回る大文字』についてご紹介します(^^♪

8月16日といえば,大文字の送り火。その日,小野郷の大森地区では,青年団員によって

丸太や竹等で『かせ』を作り,松明を取り付けて『送り火』を行っていたそうですΣ(゜゜)

松明は各家庭で一つこしらえて,当日の午後に回収する係の人がやって来たんだとか。

中央に10メートルほどの北山丸太をそえ,頂点から四方につっかえ棒を伸ばして倒れないようする。

写真のように青年が『かせ』を担いで回すことから,『回る大文字』と呼ばれるようです(¨!!

大森の三町それぞれに字がしっかりと見えるように,『回す』んですね。

松明を用いて,『大』や『上』の文字が灯ったあとは,その年によって変わる文字が灯っていたそうで,

見る人たちを楽しませる送り火でもあったとのこと。材料に適した,まっすぐに伸びる北山丸太の産地であることや

大森に没したとされる惟喬親王が行っていた松明の万灯を引き継いだこと等が『回る大文字』につながったのではないかとのこと。

とても興味深いです(>_<)!! 次回も『回る大文字』について見ていきたいと思います。