かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)の続編になります。

昔,小野郷地域(少なくとも大森地区では)は『キビ』を使ったお赤飯が普通だったとのこと。

『キビ』を炊いたものを冷まし,もち米に混ぜて炊けばお赤飯の出来上がりです(^-^)/

こちらは炊き上がった『キビ』の穂。まるで黒真珠のような光沢を見せています。

地域の方によれば,わら草履で『キビ』をもむと,皮と種に分かれるそうなので,

汁物にして食べたりしたとのこと。全く捨てるところがないですね( ̄ー ̄)

もち米に混ぜたものがこちら。トマトジュースを入れましたと言われても信じてしまいそうな赤色。

これからもち米が色を吸い,お赤飯としてイメージされるあの赤色になるとは想像しづらいです(>_<)

そして大切なのが水加減。もち米がつかるくらいとのことですが,ここは熟練の目と感覚が頼りです。

小豆も入れて,塩を混ぜ込みます。もち米一升に,大さじ一杯。ここの数字を合わせるのが

味付けのポイントのようです。炊く準備が完了したようなので,お赤飯が炊き上がるまでに

次はお赤飯に欠かせないあるものを準備です(o^^o)

それは『南天(なんてん)』の葉。赤色のお赤飯に深緑色の南天の葉の飾りが綺麗なだけではなく,

『難(なん)を転(てん)じる』縁起物であったり,なんと防腐剤のような役割をして,

お赤飯を長持ちさせたりするために添えるんだとかΣ(゜゜)

何気ない飾りに見えて多くの意味合いを持つ『南天』。まさに先人の知恵が活きている証拠ですね!