かがやき隊員の奥田です!先月のこと、大森東町にお住いの方より、

「稲木(いなき)をそろそろ立てようと思います。見に来ませんか」と嬉しいお誘いを頂きました!

昨年は完成したものしか見ることができず(こちら)、どうやって組み立てられているのか等

とても気になるところです。お気遣い頂き、ありがとうございました!早速取材です(>_<)

まずは『稲木』について。昔から伝わる、稲穂を自然乾燥させるやり方で、写真のように

収穫した稲穂を交互に木にかけていき、約1カ月ほどこの状態を維持します。

収穫量によって、また土地の広さによって稲木の段数は増減できますが、

段数の多い稲木は『高稲木(たかいなき)』と呼ぶそうで、

昔は11段あった時もあるとのこと(¨!

地面と垂直に立った木組みの柱に、45度の角度で

左右につっかえ棒の役割をする木が固定されて全体が支えられています。

以前もご紹介したようにこの組み方を『切立(きったて)』と呼ぶそうで、

この組み方が左右どちらから風が吹き付けても倒れにくいんだそうです(*^-^)

そして一番肝心なのが、この斜めにかけられた『筋交い(すじかい)』による補強。

これが耐震強度を高め、稲木の転倒を防ぎます。『筋交い』が入ると、稲木はビクとも動きませんΣ(゜゜)

小さな稲木とは異なり、場所を取らずに効果的ですが高稲木には熟練の業が必須。

昔は高稲木をかけていた家も多かったんやけどな~、と地域の方。

次回より、高稲木が組み立てられるまでをご紹介します(^-^)/