北山三村

京都の街から30分、こんなところに、ありました。

北山杉の里 中川って?

歩く、探す、何を? それは、あなた次第
高くそびゆる北山杉
世界一の枝打ち技術が育てました
町を縫うのは清滝川
緑が満ち溢れ、ホタル舞う
「わいもおいも」軒先に咲く、会話の花
この杣人の里には、
ここにしかない言葉、ここにしかない風景があります
一度歩いて味わってください
この風景が、ごちそうです
どうぞ逸品、添えてください

北山杉の里中川

ここは川端康成の小説「古都」の舞台にもなった、北山杉の村。
古くは仁和寺領、高雄山神護寺領を経て、磨き丸太や垂木(タルキ)生産を行う「北山林業」発祥の地として数百年の林業の歴史があると言われています。昔から北山杉の他に薪炭、松材、松茸などを生産してきました。
その生業(なりわい)と人の営みが織りなす風景には、独特な雰囲気があります。まっすぐな杉木立、ユニークな形の台杉、街中に立ち並ぶ丸太・・・。ここにしかない風景が見られます。

中川集落

京都市中心部から国道162号線を北上し、紅葉で有名な高雄を過ぎると右手に「北山杉の里 中川」の看板が見えます。
集落の中心を清滝川が流れ、べんがら塗の民家や丸太乾燥庫の古い建築が山の斜面に立ち並ぶ100世帯ほどの集落です。
今も北山杉の枝打ち等を行う職人や丸太製造の企業が多く、家々の周囲にも北山杉が立ち並ぶ、林業のまちです。

杉阪集落

バス停「杉坂口」から京見峠へと向かう途中に家々が点在する30軒ほどの集落があります。

古くは、お隣の真弓・小野・大森集落とともに朝廷の主殿寮領小野山に含まれ、供御人として朝廷に材木、木炭、松明、菖蒲を納めていました。「西の鯖街道」が通り、室町時代以降は交通の要所でした。
その名の通り「杉」の植栽も多く、台杉があちらこちらに見られます。

真弓集落

真弓集落はかつての街道筋にある15戸ほどの集落で、地名の由来は2つあると言われています。坂上田村麻呂がこの地の真弓の木で弓を作ったという説、平安京造営の木材調達のために「真弓木工助」という役を賜り木を伐り出した、という説です。
中川学区の中で唯一、水田のあるなだらかな風景が広がっています。

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