落葉姫の里小野郷って?
小野郷のいいところ・・・そういわれても、思いつかんなぁ。
まあ、目の前に北山杉はあるし、川が流れて、蛍が飛んで、
畑があって、イチョウの黄葉がきれいで、
歴史もけっこうあるな。
京都の街から近いのに、「きちんと田舎」。
そうそう、誰でもウェルカム、
誰でもすぐに「ふる郷」なとこはいいとこかなぁ。
きちんと田舎、行こうよ、小野郷。
小野郷の歴史
この周辺は平安時代から小野山と呼ばれ、朝廷の主殿寮の領地でした。この地域の住民は供御人として木材、炭、松明、菖蒲役を朝廷に納めていました。
また、国道162号線が開通するまで主要道であった、若狭~山国~大森~真弓~杉坂から京に入る「西の鯖街道」の経由地でした。
数百年の歴史がある、銘木北山杉の産地でもあり、行動経済成長期に大変栄えました。今もよく手入れされた杉林や、丸太を天日干しする風景が見られます。
小野郷集落
国道162号線沿いに家々が立ち並び、うっかり運転していると見過ごしそうなくらいコンパクトな集落です。人々が秋のライトアップに集う岩戸落葉神社は、源氏物語に登場する、夕霧が恋に落ちたという「落葉姫」を祭っています。市指定有形文化財の日下部邸など歴史ロマンを感じるスポットがありながら、郵便局、ATM、駐在所、商店、診療所などのインフラが整っている地域でもあります。
大森集落
小野集落からさらに山奥へと進み、巨岩「化け岩」を超えると徐々に視界が開け、山間に突如、田畑が広がる風景が現れます。
文徳天皇第一皇子である惟喬親王にまつわる伝説も多く、200年を超える民家など古き良き風景を残しています。