11月16日に、岩戸落葉神社のライトアップが行われました。

岩戸落葉神社は,“岩戸社”と“落葉社”という二つの神社の相殿社となっています。岩戸社は,今から千年余り前,特別な扱いを受ける大社の一つだったようです。落葉社は,社の前を流れる「堕川(現清滝川)」が落葉に転訛したものと伝わっていて,この地で余生を送られた落葉の宮を祭神としています。

紫式部の源氏物語では,落葉姫の夫である柏木が妹三ノ宮に恋慕の末亡くなり,傷心の落葉姫が「小野の山郷」に隠棲した。そこへ光源氏の子,夕霧が訪ねてきて求愛したとされている。

境内には高さ30mを超えるイチョウの木が4本あり,黄葉の時期を迎えると落葉が地面に黄色い絨毯のように積もり,樹上の葉と併せて美しい景色を作ります。

毎年11月中頃の土曜日に,一夜限りのライトアップを行っており,

今年も多くの方が訪れてくださいました。

昨年や一昨年は台風の影響で紅葉の時期までに多くの葉が散ってしまいましたが,

今年は気候に恵まれ,素晴らしい色づきを見ることができました。

紅葉を見物に来られたカメラマンの方がとても美しい写真を撮影され,

神社のために提供してくださりました。