2021.09.26
🔆小野郷の炭職人【解答編】✅
かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)で出題させていただいた
窯を『こめる』の解答になります。火付けが終わり,頃合いを見計らって
行われる作業とのことです。一体どのような作業なんでしょうか(^^♪
夕刻にお邪魔させていただいたこともあり,画像が荒くて申し訳ございません。
お分かりでしょうか。『こめる』とは,窯の空気が入る穴を『すべて塞ぐ』ことだそうです(¨!
写真中央の板がはめこまれている部分が,下の写真の〇の部分になります。
赤土で覆いつつ,木の板で蓋をすることで,完全に空気の通り道(すきま)をなくすこと。
そうすることで,2,3日後には中の火が消え,15日ほどで炭が取り出せるとのことでした。
もちろん,いきなり『こめる』のではなく,下の空気口にこのようにレンガを詰めて
空気を調節して火を小さくしていったり,
上の焚口に赤土を塗ったりしてと順序正しく行われます。
この『こめる』作業は特に『煙の色』を見て判断されることが多いとのこと(^^;)
少し分かりにくいかもしれませんが,前回よりも煙の色が青白くなっています。
実は煙は【茶黒→白→青→薄くなる】と色が変化するそうで,
親の死に目に会えないと言われる程,じっくりと見ていないといけない慎重な作業とのこと(>_<)
火を扱うゆえに,火の始末は徹底している澤田さん。炭が焼けるまでに帰宅する際には
必ず火元を確認し,水を周りにまき,注意深くチェックしてから帰路につくとのことです。
出来上がった炭を見て,その中でもよいものだけをこうして袋に詰められているんだとか。
数々の職人の業。驚くばかりです・・・次回はさらに詳細編をリポートいたします(*^-゚)
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