🌾稲木を知る【解体編】その2
かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)の詳細編になります。
以前教えていただいたことも踏まえながら,稲木の構造について
丁寧に教えていただきました。本当にありがとうございました(>_<)!!
以前の投稿でもご紹介した,この地面に対してほぼ垂直に稲木を立てることを,
『切立(きったて)』と呼ぶのですが,この方が左右からしっかり支えられて倒れにくいだけでなく,
まっすぐ立てられていることで,太陽の光が平等にあたり,乾きが良いそうなんです(¨!
このように北山丸太を組み合わせて作られているようです。芸術品のように美しい(^^♪
まっすぐな材木が稲木には合っているそうなので,まっすぐに育てられる北山杉は,
材料としてぴったりなんだとか。北山杉がないところで稲木をするなら竹を使われるそうです。
とりあえず組み立てればよいものではなく,一つ一つの稲木には大工さんが作成する図面があったんだとか。
入れる木を間違えるとうまく立たず,特に『すじかい』と呼ばれる斜めに入る木は
しっかりしていないと倒れてしまうんだそうですΣ(゜゜)
実は稲木に関しては,お隣の京北でも,簡単なものなら稲木をやっているところはあるそうなのですが,
このように段数が多く(昔は11段あったそうです),全体的に大きな稲木のことは
『高稲木(たかいなぎ)』と呼ぶそうで,もうほとんど行われていない珍しいものだそうです( ̄ー ̄)!
自分や家族が食べるものやから絶対に美味しくしたい,という想いでしんどいけどやってますと笑顔。
先人の方から口伝えで,そして見て覚えて学ばれたこの技術。驚くばかりです!
お忙しいところ見学させていただき,本当にありがとうございました!!
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