かがやき隊員の奥田です!先日のこと,小野郷地域にある京都市指定有形文化財の一つ,

『日下部(式部)家住宅』(こちらこちら)を訪問させて頂きました(o^^o)

昔の暮らしの面影を残す住宅内部の随所に散りばめられた,先人の知恵と心をご紹介します!

まずは『おくどさん』です。地域の方によれば,昭和の初め(戦後少し後)くらいまでは

使われていたとのことで,煮炊きやお湯を沸かすこと等に用いられていて,

このようにいくつかの『おくどさん』があり,容量や用途に違いがあったようです(^_^)

『おくどさん』には諸説ありで,『くど』が竈(かまど)を表していて,お台所のように敬称をつけて呼ばれていた,

水と同様に崇められながらも,自分たちに牙をむくこともあるものとして恐れられていた,食事や火の神様である等々・・・。

大抵は,神棚や日除けのお札が近くにあり,お供えを毎日していたのではないかということ。

今でも神棚や仏壇に,朝夕と水をかえたり,ごはんを供えたりする家があればイメージがしやすいですね(*^-^)

『おくどさん』はそのまま地面に設置されていることが多いようですが,小野郷などの北部山間地域では『北山型住居』といって

地面よりも高いところに『おくどさん』が設置されているんだそうです(¨!! それにも諸説あるようですが,

わざわざ履物をはかなくてもよい,雪が多く積もる等といった,生活に合わせてこのような形をとっているんだそうです!

『おくどさん』一つ見ても先人の方の知恵が詰まっているんですね・・・。それでは今回はここまでです。