かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)の『火棚』の写真中央より少し上に,

しめ縄が張られていることにお気づきでしょうか?今回はそのことについてご紹介します(^-^)/

まずはもう一度,写真を見てみましょう。『火棚』の間を覗いてみてください。

しめ縄と言えば,張られている中は神聖で特別なものであることを表したりするもの。

ですが,生活の場である『いろり』がある場所に張られてしまうと,気軽に立ち入ることができなくなってしまいます・・・。

これは一体どういうことを表しているのか。それは・・・

以前の投稿(こちら)で菖蒲役という,端午の節句に御所へ赴き,菖蒲を飾り付ける役目を

小野郷の人々が果たしていたことをご紹介しました。その際に用いる菖蒲(御所への献上物)を

まとめるときにだけ,このようにしめ縄を張り巡らせ,神聖で特別なものとして扱い,

御所へ持ち運んだのだそうです(¨!! もちろん時代的にそうであるべきだったのかもしれませんが,

見えない部分での配慮,心遣いを感じます。

少し見えにくいですが,このようにしめ縄を通す部分が備え付けられています。

一年に一度,その役目の際にしめ縄を張り,それが終われば片付けていたのではないかとのこと。

役目を手を抜かず,真剣に果たす様(それが当たり前だったのかもですが)が思い浮かぶようです。

とても貴重なものを見せていただきまして,ありがとうございました(>_<)!