2022.02.17
🏠昔の住まいに学ぶ,先人の知恵と心👪【その6】
かがやき隊員の奥田です!今回ご紹介するのは,茅葺(かやぶき)屋根の家について。
茅葺屋根の家は,まさに先人の方の知恵の結晶ともいえるもので,
知れば知るほど驚かされます( ̄ー ̄) 早速見ていきましょう!
茅葺屋根は,幾重にも茅が重なってできているため,防寒・耐熱に優れているだけでなく,吸音性もあります。
そして通気性もあるという,日本の四季に合わせた対応が可能なつくりになっています(^_^)
写真のように積雪の多い地域では,屋根が普通のものよりも急になっていて雪害を逃れやすくしています。
そして何よりも驚きなのが,この『煙出し』という構造。実際はこの部分が空いていて,
『いろり』等から発生した煙が部屋の上に溜まりながら,この部分を通って屋根裏(天井)へ抜けていくとのこと。
屋根裏に充満した煙は,茅の間を少しずつ通って抜けていく仕組みになっているそうです。
こうすることで,建材や茅が燻(いぶ)され,防虫・防腐・殺菌効果を得るとのこと(¨!!!
写真はhttps://ok-soogle.com/2018/0219112915からお借りしました。
このように,茅葺屋根の家は生活すればするほど長持ちするという仕組みになっており,
生活する上で欠かせない火を絶やさなければ,20年,30年以上も茅が長持ちするんだそうですΣ(゜゜)
茅は屋根の四面に使われているため,今回は一面だけ葺き替えるといったことも可能で,
そして材料は身近なもの,かつ村中が同じ家だったために助け合い,家を保っていたとのこと。
生活しながら家を長持ちさせる先人の方の知恵に感服いたしました・・・。
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