2022.06.17
🔥小野郷の炭職人【番外編】
かがやき隊員の奥田です!『火付』が完了し,次の工程は『窯(かま)をこめる』。
「こめる準備をぼちぼちしていきます」と澤田さん。
準備中に色々と教えて頂きましたので,いくつかご紹介します(^-^)/
『窯をこめる』というのは,窯の穴をすべて塞ぐことを意味していて,
それに使われるのがこちらの山の土。水分を含むと,写真のように粘土質になり,
壁を塗るかのように穴を塞ぎながら,固まってくれるそうです(o^^o)
煙突から出る煙の勢いもなくなってきています。煙突ですが,石やワイヤーを使って
少し斜めになるように設置されています。なぜでしょうか・・・(・_・?)
正解は高温の煙が屋根を焦がし,火事になることを防ぐためとのこと。
実際に昔,炭焼きを山中でされている方が多かった頃は
よくそれを原因としたボヤ騒ぎがあったそうです。
風向きや風の勢いといった自然条件では火事になる可能性も確かにあります。
そのため,炭焼き場には必ず水が常備されていて,もしものための準備も万全(*^-^)
もちろん,先述の窯をこめる土を濡らすためにも使われています。
不思議なことに,水が貯められている容器には全て金属の線のようなものが浸かっています。
なぜでしょうか・・・。ご存じの方も多いかと思いますが,
10円玉を水につけておくと虫が発生しないのと同じ原理だそうです(¨!!
常に水を置いておかなければならないため,虫対策もバッチリされているんですね。
写真家でもある澤田さん。今でも大事にされているカメラを見せて頂きました。
本当に色々な写真を撮ったと昔話をたくさん聞かせて下さいました(*^-^*)
またの機会にご紹介できればと思います。
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