2022.10.31
📸密着取材!大森東町の高稲木(たかいなき)🌾その3
かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)の続編になります。
稲木の組み立ての始まりは、柱を切立(垂直に立てる)にすることから。
続いて柱を左右から支えるつっかえ棒を固定していきます(^-^)/
つっかえ棒は柱に対して45度。目測でもこの角度に近づけることが秘訣とのこと。
木槌で叩いて、田んぼの土に押し込んでいきます。ただこれは深くまで挿し込む必要はなく、
稲をかけると全体の重みで少し沈み、勝手にしっかりと固定されるんだとか(¨!
続いての秘訣は、つっかえ棒と柱を固定する結び方。昔は、わらやつる、ねそと呼ばれるもので結んだそうです。
これらは柔らかいのに強度が抜群で、自然にとれるものをうまく活用していたんだろうね、と地域の方もしみじみ。
ポイントは、真ん中で結ぶだけでなく、その結び目をさらにくくるように、
上下二つも結ぶこと。こうすることで上下左右動きにくくなるんだそうです(^^♪
何となく写真を見て分かってもらえるでしょうか・・・。
まずは柱とつっかえ棒の真ん中をくくって固定し、更にその上下でも二つくくり、
最後は真ん中をくくるように回して固定。言葉では何とも伝わりにくいですが、
実際に見ても早すぎて目が追い付きません(>_<) 地域の方は「慣れやね~」と苦笑です。
この結び方が、高稲木を支えるポイントなんですね。慣れるまでが大変そうです・・・。
垂直に柱を立てる、つっかえ棒は45度の角度、そして二つの木の結び方と
随所に知恵が散りばめられていて感動です(*^-^*)
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