かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)の続編になります。

連日ご紹介しているように、大きな幅を持ち、段数も多い高稲木が転倒しない仕組みが

随所に散りばめられていますが、今回ご紹介するのはまさに最後の仕上げとなる工程です(*^-^)

横の段も全て組み終わり、最後に斜めに木を入れます。こちらは『筋交い(すじかい)』と呼ばれ、

耐震性を強めるために昔から建築にも用いられている補強方法だそうです。

柱と段で作られる長方形は振動や風圧によって揺れると、崩れやすいが

筋交いを入れて三角形にしてあげるとガッチリ固定されて動じなくなるそうです(¨!

柱の下部分と上部分、対角線になるように筋交いを入れて、ヒモでしっかり結びます。

祇園祭の鉾の胴部分にもこの構造が使われているんだそうで、

あれだけ動いて震えての鉾が崩れないことからも納得の補強具合ですね(^-^)/

柱とつっかえ棒、筋交いがクロスするように固定するのがポイントのこと。

つっかえ棒と筋交いは出来るだけ垂直に近い形で交わるように。

ここをしっかり丁寧に押さえておけば、まず転倒することはないんだそうです(^^♪

これで稲木は完成!次回からは稲穂を稲木にかけていく工程をご紹介します。