かがやき隊員の奥田です!連日ご紹介した大森東町の高稲木。

稲木の組み方や掛け方等だけでなく、たくさんのことを教えて頂きましたので、

そのうちのいくつかをご紹介します(^-^)/

大型でも小型でも機械を田に入れようとする時に必須なのが『隅刈り(すみがり)』。

ここばかりは人の手で、鎌を使って稲を刈り取る必要があります。

もちろん、ここの稲も稲木に掛けるため、自力でくくる必要がありますね(^^;)

その際に使われるのがもち米の藁(わら)。もち米の方が背丈が高いため、藁も長く

何かを結んだり、作ったりするのには適しているそうです。

昔は藁で何でも作ったそうですが、特に炊き上がったお米を保存する『おひつ』は、

藁が湿気を取るため、朝炊いたままの美味しさが夕方まで変化しなかったそうで、

藁の有用性が一番よく分かるんだとか( ̄ー ̄)

そんな有用性を持つ藁でのくくり方を見せて頂きました。

まずはある程度、藁を手に掴んで端を揃えます。

手のひらに収まるくらいに稲を束にして、根元を揃えます。

根本より少し上のところに、先ほどの藁を巻くのですが、

左手で押さえながら藁をまずはグルっと一周。交差した部分を二回ほど回して、

すき間に余った部分を入れ込んで完成・・・。

すき間が少し大きすぎる場合は、結び目の部分を引くと締まっていくんだそうです。

文章で伝わりにくいのは承知ですが、手捌きがとても速すぎて

それ以上の説明が困難なのが現状です・・・(>_<)

藁を掴んで、稲の束に巻き付けたかと思いきや、稲の束がグルグルと回転して、

あっという間に結ばれているのです。お見事としか言いようがありません。

ずっとやっていたら慣れてくるよ~と地域の方。

便利な機械がなかった時は、稲刈りをしてこうして結び、稲木に掛けられていたんですね。

たくさんのことを教えて頂きましてありがとうございました!大森東町の高稲木でした(o^^o)