３月２１日（土）・２２日（日）の２日間、ＮＰＯ法人平和環境もやいねっと主催の、森林体験ツアーが中川で開催されました。２日間合わせて５０名程の子ども達や保護者の方が参加されました。

森林体験ツアーの最初は、なぜか消防署の出張所。地域の森林や建物を火災から守り、病気やけがをされた方を助ける「消防救急車」の見学です。なんと日本に３台しかありません。車内に入らせてもらうめったにない経験をし、子どもたちも大人も大興奮です。

次は高台にある西福寺にて、中川地域に伝わる伝統行事「数珠まわし」の体験です。皆がご先祖様の前に集まり、念仏を唱えながら大きな数珠を回します。親玉が前に来たら顔の前で持ち上げます。終わった後にはみなさん数珠で肩をたたいてもらい、気持ちよさそうでした。

丸太問屋の老舗「中源林業」さんに移動し、丸太磨きを体験。集落から歩いて３０分程の菩提の滝からとれる砂を使って磨くと、ぴかぴか、つるつるの木肌に。子ども達からは、「ずーとやりたい」「磨き丸太のアルバイトをしたい」という声もあがるほどの大好評でした。

磨き体験の後は、いろいろな丸太が保存されている倉庫を見学。北山杉について社長さんが分かりやすく説明してくれました。まっすぐな丸太だけでなく、曲がったものや、雷が落ちた原木をそのまま丸太に加工したものなど珍しいものもたくさん。美しい丸太を見て、「家を建てるときは北山杉を使う」と言ってくれた子もいました。

昼食は、中川から車で５分ほどの台杉林で、炭焼きの鯖と焼き芋をいただきました。実際の山仕事での昼食を体験しました。都会では味わえない最高のごちそうです。

中川に戻り、杉林で枝打ちの見学をしました。この道４０年のベテラン職人「ムササビ次夫」さんの技を披露。木から木へ飛び移る姿に歓声があがっていました。

杉林に、丸太でつくったフィールドアスレチックが出現！自然の中で子ども達は大はしゃぎです。

最後に小学校の講堂で北山杉などの材木を使った木工体験を行い。楽しかった１日が終了しました。北山杉の里での体験がみんなの一生の思い出になってくれたらうれしいです。また来てください。

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