11月3日、森林ボランティア「フォレスターうじ」の皆様が林業体験にお越しになりました。 日ごろ宇治市内の森林公園などを拠点に、森林整備などの活動をされています。

今回は、北山杉の苗づくりから製品化までの工程を地元林業家といっしょに体験してもらいました。

11月3日、森林ボランティア「フォレスターうじ」の皆様が林業体験にお越しになりました。 日ごろ宇治市内の森林公園などを拠点に、森林整備などの活動をされています。

今回は、北山杉の苗づくりから製品化までの工程を地元林業家といっしょに体験してもらいました。

午前中は、完成品の北山丸太を丸太問屋「中源」さんで見てもらった後、中川八幡宮の裏山で「ひも打ち」(ひものように細い枝を打つ作業)を体験。 木に凸面ができないよう、枝は鎌でえぐるように打ちます。枝打ちの仕上げの出来が丸太の品質に大きく作用します。

ひも打ち

午後は宗連寺北側の林で枝打ち実演と体験。地元職人が木から木へ飛び移る「猿飛び」を披露した後、参加者の皆様にも丸太を組んだ足場に乗って枝を打ってもらいました。

さる飛び

枝打ち

色づき始めた紅葉をバックにした巨大台杉を見学後、3年生の若い杉が植えられた林で、地元ガイドが育林について説明しました。2年程畑で育てた苗木を植え付け、まっすぐに育つように添木をします。 回りは鹿に食べられないようしっかりネットをします。

台杉2

若木の林

丸太倉庫では、丸太磨き、皮むき、人工絞り製造のための箸つけ体験も行いました。皆さん夢中になった作業されていました。

皮むき

しぼ巻き

丸太磨き

最後に中川から少し離れた杉阪地域の台杉林を見学。およそ三千本の台杉が育てられています。 無数のマッチ棒のような幹と頭の緑の葉が広がる光景に皆さんから感嘆の声が。

北尾台杉林

世界一手間ひまかけて育てられる北山杉の、製造から製品化されるまでの工程を体験していただきました。今後の皆様の森林保全活動に少しでも役立てればうれしいです。

このような団体向けの林業体験を随時受け付けています。 子供から大人までニーズに合わせて満足いただけるメニューを企画します。詳細は中川自治振興協議会 TEL 075-406-2340 またはメール kitayama.nakagawa@gmail.com までお願いします。

また、秋のガイドツアーへ参加される方も募集中です。詳細はこちらをクリックしてご覧ください。

http://kitayama3.jp/nakagawa/event/1201/