2022.03.01
👘伝統的な仕事着に迫る【その3】
かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)の続編になります(*^-^*)
今回ご紹介するのは『三幅前かけ/前だれ』。こちらは,『半纏(はんてん)』の上から腰くらいで巻き,
その上に着る『たちかけ』のひもが,巻いた部分の下に来るようにするとのことです。
『半纏』の色合いと合わせながら,巻く部分は目を引くデザインを持ってくるのがオシャレだそうで,
『三幅前かけ/前だれ』とたすきの色で個々人のオシャレを楽しんでいたんだそうです(^^♪
また,結び方は『片蝶々結び』と呼ばれる,片方だけリボン結びにするそうで(地域差あり?),
これもオシャレの一環だったのかも,とのこと。
一番技術が必要なのが,写真上部の帯の柄が少し縫われている部分と,オレンジ色の刺繍がある部分。
中々外見では見えない部分ですが,こういったさりげないオシャレがポイントだったそうで,
この難所があるため,今はその道のプロでしか作れない失われた技術になっているだろうとのことです。
全てを着こなした姿がこちら。落ち着いた雰囲気の色合いでまとまりながらも,
腰部分の『三幅前かけ/前だれ』の色が目を引くスタイルになっていますね(*^-^)!
昔はこの仕事着一式を,自分の娘のために,また,息子のお嫁さん(別地域から来る人)のために
母親が作ることが多かったとのこと。貴重なものを見せて頂き,ありがとうございました!
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