初夏の中川で、お茶摘み体験!
こんにちは、中川レポーターのおいもみです。
気付けば北山三村ブログが雲ケ畑に占領されそうだ…、ピンチ!!
いえいえ、中川も負けじと更新していきますよー。
先日の週末5月24日、25日。
初夏の中川で何をしてきたかと言うと・・・
なんと、中川でお茶摘みー!
私はいつも北山杉に目を取られていて知らなかったのですが、
実はここ中川にも、お茶の木が残っている場所があったのです。
地域の方の記憶の隅に残っていた「中川でも昔はお茶摘みをしていた」という記憶…
これを復活させようというプロジェクトが始動しております。
★活動の詳細はこちらの記事をお読みください⇒【京都新聞に掲載】中川お茶復活プロジェクト
いよいよ始動した中川お茶復活プロジェクトに私もお邪魔してきました。
地域の林業家さんに山へ連れて行ってもらい、人生初のお茶摘み体験!
今回は贅沢に、今年芽生えた若葉ばかりを摘みました。
素手でプチっとすぐ摘めるくらい、とっても柔らかいです。
柔らかくて、美味しそうだな~と、思わず鹿に共感してしまう…
もったいない。鹿に食べられちゃう前に、我々が頂かなくては!
摘んできた若葉を持って帰り、手間と時間をかけて、美味しいお茶に変身させます。
かつては北山丸太のお仕事をしながら、仕事の合間にはお茶摘みをしていたのだという
中川のお母さんが、この日の先生役。一から手順を教えて頂きました。
まず、お茶の木の太い茎や大きな葉っぱを、剪定はさみで刻みます。
セイロいっぱいに葉を詰めて、今度は蒸しの工程です。
こうして薪ストーブの上に置いて、葉の色が変わるまで、おしゃべりしながら待機です。
そして約20分後―
じゃーん!
香ばしい香りをふりまいて、お茶の葉っぱが蒸しあがりました。
これをゴザの上に広げて乾かします。
湯気が立って熱いですよ、気を付けて!
みんなで集まって作業していると、益々お話に花が咲きますね。
私は中川のお母さんに、山仕事についてのお話を聞かせてもらいました。
優しくお話して下さる小柄なお母さんですが、お仕事をしていた頃には夏場の炎天下のなか、
山の下刈り作業だってやりましたよ~と、物知りで働き者のお母さん、格好いいです。
林業のお仕事をしていた頃は、お仕事の空いた時期にみんなでお茶摘みにいって、一年分のお茶を用意して、
冬にはヤカンを持って行き山で焚火にくべてお茶を沸かし、一年中皆でそのお茶を飲んだそうです。
今の暮らしの中では、ポットのボタン一つ押せばお湯が出て来るし、何なら自動販売機のボタンでお茶も出てきます。
でも、お母さんたちがお仕事をしていた頃は、お茶はお家で作るのが当たり前だったのですね。
なんてお話したり、
「ほらほら、茶柱がいっぱいあるよー!」って遊んだりしているうちに、
そういえば近頃、茶柱の出るようなお茶を飲んでないねって気付いたりしました。
さてさて、お話しながら作業を繰り返すうちに、早く乾かす広げ方のコツも分かってきました。
ゴザ3枚分にお茶の葉を広げて、残りの乾燥はおひさまにお任せて、この日の作業はお仕舞です。
さて、中川のお茶は美味しく復活したのでしょうか!?
次回はこの続きの工程をお伝えしますね。
以上、中川レポーターおいもみでした。
< コメントを入力 >