かがやき隊員の奥田です!先日、中川村おこしの会の方々に『杉玉』づくりを教えて頂きました。

『杉玉』といえば、酒屋さんに吊られていることが多いマリモのようなもの(^^♪

元々は良いお酒ができるよう願掛けをしたものだそうですが、今では新酒が出来たことを知らせるものとして

『杉玉』が飾られることが多いんだそうです。

今回教えて頂いたのは、テーブル等に『置ける』杉玉(¨!

北山丸太を台座に、金網の空いているところに杉の葉をどんどん挿していくとのことで、

どんなものが完成するのかとても楽しみです!

まずは杉の葉をちょうど良い長さに切り揃え、いくつかを束ねていきます。

この杉の葉は、枝打ちされた後に太陽にあまり当たっていないものでなければいけないようで、

枝打ち自体、常に行うものではないため、杉の葉を大量に揃えることからそもそも困難なんだとか(>_<)

ここからは根気との勝負。一つ一つの穴に、ぎっしりと杉の葉を詰めていきます。

少しでもすき間があったり、ぐらついたりすると今はよく見えても仕上げで一気に崩れてしまうため、

ほんの少しの妥協も許されません・・・(^^;)

かなりの時間を要した結果、何とか全ての穴に杉の葉を入れることに成功しました。

最初は入れやすくとも詰まってくると、中々杉の葉が奥まで入り込まず、

そもそも自分が次どの穴に杉の葉を入れなければいけないのか混乱してきます。

遠目からではなく、近くで見るとすき間が散見されます。

このすき間があると完成時の仕上がりがみっともなくなってしまうんだとか。

そのため、すき間がないかドライバーを使ってチェック!

このようにドライバーが刺さってしまうと、すき間がある証拠。杉の葉を追加です。

頂点の方になると全く杉の葉が入り込まず、立ち往生・・・。

ベテランの方が手伝って下さり、何とか仕上がりました。ねじ込むかのように杉の葉を入れ込む技は、

まさに熟練の技(o^^o) 素人ではどうにもならないことを感じさせます。

続いて園芸用のバリカンを用いて、丸く『散髪』していきます(^-^)/

この散髪に相当な技術が必要のようで、杉玉を回しながら全方位の角度に注意しつつ、

丸みを帯びさせていきます。ベテランの方の『散髪』なので全く迷いがありませんでした。

パイナップルのような形になってきました。先ほどの杉玉の面影はもうありません。

丸くなった後は、剪定バサミを使って最後の微調整です(*^-^*)

しっかり詰まってると思いきや、薄くなっている箇所もいくつかあるため、

最後まで気が抜けません。杉の葉を挿し込み、周りと角度を合わせて・・・

ついに完成です!!!本当に長かった・・・プロの方でも1日に2、3個が限界とのこと。痛烈に実感です。

北山丸太が台座になっているので、机の上にちょこんと置けます。とても可愛らしい(*^-^)

こんな感じに持ち運びも自由。どこにでも置けて、固定できるため飾りつけも容易です。

霧吹きで水をきちんと与えてあげるとかなり長持ちするようで、

大切に可愛がりたいと思います。丁寧に教えて頂き、ありがとうございました!