中川から、持越し峠を越えて約10分。
お隣の雲ケ畑学区で、「春を楽しむ会」が開催され、おじゃまして来ました。

今日のメインは、クロモジを使った楊枝作りとお茶会。

 

 

こうして、クロモジの枝を刀で削って、
お茶とおうすのセットに、自然の味わいが添えられました。

 

 

今回、おうすは、立命館大学茶道部の方々がお出しして下さいました。

 

 

廊下には、行列のできる人気店??

 

 

雲ケ畑活性化委員会、食品部の女性達が、
きつねうどんやカレー、そして定番鹿肉コロッケなど、ごはんを作ってくれていたのです。

淹れたての珈琲も、美味しいねぇ。

 

廊下では、雲ケ畑産の品物が並ぶ、もくもく市もやってました。

私は、手作りの竹籠を頂いて帰りました。やったー!

大事に使わせてもらいます♪

 

北大路から出ている「もくもく号」のバスも増便が出るくらい
街からもお客さんが集まりました。

 

街にはない静けさがこの北山三村の魅力ですが、
たまにこうして人が集まるのも、賑やかで良いですね~。

++

雲ケ畑と中川は、持越し峠という峠道で繋がっています。
鴨川源流地域の雲ケ畑では、都に流れる清流を保つために、
地域の中で亡くなった方を弔う事が禁止されていました。

そのため、ご不幸があった時には、若い衆が峠道を越え、運んで、
少し離れた場所で、弔いがなされたそうです。

だから、この道は「持越し峠」。
峠を登る手前には、「お別れ地蔵」と呼ばれるお地蔵さんが見守っています。

持越し峠のてっぺんからは、雲ケ畑の集落が見渡せます。
雨がしたたる日には、霧掛かっていて、それもまた綺麗。

山を一つ越えただけのお隣さんの集落でも、
いまだに違う文化と風景が残っています。

運転に自信のある方は、持越し峠を使って、
北山三村を散策されてみてください♪
(けっこうカーブの多い山道です!)

 

では、雲ケ畑のみなさま、ありがとうございました。

 

中川レポーター おいもみ