かがやき隊員の奥田です!以前の投稿(こちら)で紹介した惟喬親王について。

何冊か史書を見せていただき,独自ながら勉強に励んでおります(^^;)!

以前のレポートで好評いただいた詩歌を今回も載せさせていただきます。

見せていただいた本には,小野郷の大森と惟喬親王についての関わりが詳細に記されています。

『大森に住む人たちは,惟喬親王のお供の末裔である』や

『惟喬親王が相撲好きであったことから,地元の祭りで子どもが相撲を取る』などの興味深い伝説も!

前回の史書でも触れたように,惟喬親王は詩歌をよく楽しまれていたようです。

六歌仙の一人,僧正遍昭(そうじょうへんじょう)とも交流があり,彼に向けて贈った歌がこちらです。

【桜花 散らば散らなむ 散らずとて ふるさと人の きても見なくに】

大意:桜の花よ 散るなら散ってしまうといい 散らずに残っていても 昔親しかった人は 来て見に来るわけでもないのだから

昔親しかった人とは,僧正遍昭を指していると言われるようです。そうであるならこの歌には,

惟喬親王の寂しさが込められているように私は思います。何百年も前の人物の心情に心を寄せられるのが詩歌の良いところですね。

お写真は,大森東町の八重桜を写されたもの。提供していただきまして,ありがとうございます(>_<)

歴史の深い小野郷で,まだまだたくさん学んでいきます。それではまた次の投稿でお会いしましょう。