🌾昔の間水『かき餅(寒餅)』づくり🍘その4
かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)では、乾燥したお餅を薄く切り分け、
食べやすいサイズにする工程までご紹介しました(^-^)/ ここまで来ればあとは、
お餅を1か月程室内で完全乾燥させれば『かき餅(寒餅)』の完成ですが・・・
薄く切り分けたお餅を、重ならないように、また表裏どちらも満遍なく乾燥できるようにするため、
地域の方が工夫されているやり方が、『もち米のわらで結んで固定し、吊るす』という方法(o^^o)
場所も取らず、わらも活用できるとても便利な方法です!
わらを6本程取って、端を結んでおき、3方向に分けてお餅をその間にセット。
3つの束に分けられたわらを交差させてねじることにより固定。
この作業を繰り返していくことで、お餅が7~10程結ぶことができます(^^♪
これを2セットつくり、上部の端同士で結べば完成!物干し竿のような細長い棒状のモノに、
引っかけて吊るしていくことで約1月放置しても大丈夫な状態にすることができます(*^-^*)
もちろん、ヒモ状のものなら代用可能だと思われますが、わらの丈夫さを知っている方なら
わらが適していると賛同されそうな気がします。少し束にしてねじると、強く引っ張っても
千切れることはそうそうありません。
また、もち米を収穫する際に出るわらを利活用することは、今で言う『SDGs』の精神のあらわれとも感じます。
それだけでなく、とても不思議なことなのですが、何人かでわらを使って作業するのは
単純作業なのに苦に感じにくいように思います(*^-^) 手先をとてもよく使うため、
頭の体操になっている点も見逃せません。なんだかそう捉えると、美味しいものをつくる工程の中に、
お得なものがたくさん含まれているような気がして、とても興味深いですね。
吊るした姿がこちらの写真。なんだか趣深い光景に思うのは私だけでしょうか・・・。
日が経てばお餅が乾燥してポロポロ下に落ちるため、敷き物をしておくと良いようです。
外で乾燥させる場合は、そのことを考慮して、地べたにそのまま落ちないように一工夫が
必要になりますね!今年も貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました(>_<)
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