かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)では、乾燥したお餅を薄く切り分け、

食べやすいサイズにする工程までご紹介しました(^-^)/ ここまで来ればあとは、

お餅を1か月程室内で完全乾燥させれば『かき餅(寒餅)』の完成ですが・・・

薄く切り分けたお餅を、重ならないように、また表裏どちらも満遍なく乾燥できるようにするため、

地域の方が工夫されているやり方が、『もち米のわらで結んで固定し、吊るす』という方法(o^^o)

場所も取らず、わらも活用できるとても便利な方法です!

わらを6本程取って、端を結んでおき、3方向に分けてお餅をその間にセット。

3つの束に分けられたわらを交差させてねじることにより固定。

この作業を繰り返していくことで、お餅が7~10程結ぶことができます(^^♪

これを2セットつくり、上部の端同士で結べば完成!物干し竿のような細長い棒状のモノに、

引っかけて吊るしていくことで約1月放置しても大丈夫な状態にすることができます(*^-^*)

もちろん、ヒモ状のものなら代用可能だと思われますが、わらの丈夫さを知っている方なら

わらが適していると賛同されそうな気がします。少し束にしてねじると、強く引っ張っても

千切れることはそうそうありません。

また、もち米を収穫する際に出るわらを利活用することは、今で言う『SDGs』の精神のあらわれとも感じます。

それだけでなく、とても不思議なことなのですが、何人かでわらを使って作業するのは

単純作業なのに苦に感じにくいように思います(*^-^) 手先をとてもよく使うため、

頭の体操になっている点も見逃せません。なんだかそう捉えると、美味しいものをつくる工程の中に、

お得なものがたくさん含まれているような気がして、とても興味深いですね。

吊るした姿がこちらの写真。なんだか趣深い光景に思うのは私だけでしょうか・・・。

日が経てばお餅が乾燥してポロポロ下に落ちるため、敷き物をしておくと良いようです。

外で乾燥させる場合は、そのことを考慮して、地べたにそのまま落ちないように一工夫が

必要になりますね!今年も貴重な経験をさせて頂き、ありがとうございました(>_<)