もくもく号とちいきづくり
12月21日(日)の午後、佛教大学紫野キャンパスで
北区まちづくりシンポジウム ~10年後のまちのあり方を考える~
が開催されました。
主催は『北区まちづくり研究会』で、北区役所の『北区民まちづくり提案支援事業』に採択されたとりくみです。
当日は、佛教大学の谷口浩司教授が
「住民が主人公となるまちづくり~京都におけるまち・コミュニティの移り変わりと未来への可能性」
と題して講演がありました。
先生は長く西陣や北区の地域をフィールドに調査活動等されてきた経験をふまえて、北区のなりたちを
①自然の層(三山・北山)
②歴史の層(神社仏閣)
③現代暮らしの層(借景と融合)
の三層構造としてとらえ、歴史の基礎と結びついた経済とその関連産業の集積地としてそれぞれ説明。
その後、パネラー4人から報告がありました。
その中の一人が、 雲ヶ畑の安井昭夫さん。
平成26年2月に国土交通省近畿地方整備局より「ゆめづくりまちづくり賞」の優秀賞をいただいた、
グリーンツーリズム「ディスカバー雲ケ畑」の2年間の取り組み内容、
雲ヶ畑もくもく号の運行継続に不可欠な乗客増につながる地域の情報発信やイベントの実施、
新しい観光のとりくみについて報告されました。
観光とは、日常の居住地を離れてのレクリエーション生活であり、
普段得る事の出来ない体験から人間として、その豊かさを味わう生活を意味する。
そのためには、それぞれの自然的条件や伝統的生活や文化を守り育て、
「地域性」を確立してゆく事が基本とならねばならない。
雲ヶ畑地域の魅力の根源
物づくりの人と能力と素材 + 歴史と自然
=今、雲ヶ畑にあるもの!
と、雲ヶ畑の観光のことを、まとめられていました。
ツーリズムは終わりました。しかし、地域の出発はこれからです。
鴨川の源流雲ヶ畑のに「もくもく号」に乗って是非足をお運びください。 (はたの)