かがやき隊員の奥田です!カラスザンショウの蜂蜜と他三種類の蜂蜜の食べ比べを楽しんだ後、

『雲ケ畑・足谷 人と自然の会』の方が、雲ケ畑の足谷に生きる希少植物の案内を

して下さることになりました(^-^)/ いくつかの植物をご紹介します。

少し見えにくいかもですが、写真中央に咲いている花は『クサギ』の花。

この花の蜜を吸うため、カラスアゲハやクロアゲハといった上品で美しい蝶がやって来るそうですが、

その蝶はカラスザンショウに卵を産み、幼虫はカラスザンショウの葉を食べて育つんだそうです。

どちらかが欠けていると巡り合うのが難しい蝶ということですね・・・(^^;)

白い花弁に中央が黄色くて可愛らしいこの花は『マツカゼソウ』というそうで、

カラスザンショウと同じくミカン科に属するんだそうです。

ミカン科は樹木であることが多く、このようにミカン科の草というのは珍しいんだそうです(¨!

消臭効果があるそうで、汲み取り式のトイレに入れたりすると良いんだとか。

ガイドの方が持たれているのは『マタタビ』の実。猫にマタタビで有名ですが、

この植物は花が咲いたことを虫に知らせて、実の中に住まわせるんだそうですΣ(゜゜)

虫が入り込んだ実は、焼酎に付けてマタタビ酒にするなどの有用性があるそうです。

写真を加工し、赤丸をつけております。赤丸に囲まれた黄色い花は『トモエソウ』の花。

京都府レッドデータブックでは『絶滅寸前種』に指定されており、個体数は極めて少ないんだそうです(>_<)

主な原因は開発や鹿の食害。人の手が入ってこそ守られる自然があるということですね・・・。

最後に紹介するのが『キブネダイオウ』。その名の通り、京都の貴船で見つかった日本固有種ですが、

絶滅の恐れがあり、保全活動が続けられています。特に外来種との交雑が難点のようで、

雲ケ畑の『キブネダイオウ』は交雑していない固有種として大切に守っていかなければならないんだそうです。

知れば知るほど奥深い植物の世界。その広大で美しい世界を守るための活動が、我々が自然を楽しむことに

つながるのだと思うと留意しておかなければならないと感じますね。

 

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