かがやき隊員の奥田です!先月の8月24日に、雲ケ畑学区の出谷町と中畑町で、

松上げが行われました。雲ケ畑の伝統行事である松上げは、火をともした松明(たいまつ)で、

火文字を組む火祭りです。今回私は出谷町の松上げに参加しましたので、

事実と感想を交えた体験談をご紹介します(^-^)/

今回の出谷町の松上げには、京都大学山仕事サークル『杉良太郎』の学生さんも参加され、

泊りがけで応援に駆けつけてくれました。出谷町の松上げは、

8月15日の松明づくり(こちら)・24日当日のやぐら組み立て

当日夜20時からの本番・25日朝の片付け、の4つの工程に分けることができます。

8月24日朝8時、『若中(地域の15歳~35歳の各家庭の長男)』の頭の方より挨拶。

松明と背負子(しょいこ)を献灯場所へ運ぶ作業から開始です(*^-^)

まずは車で運べるところまで。献灯場所は、出谷町にある惟喬神社(これたかじんじゃ)の裏手、

山を上ったところだそうです。忘れ物がないか確認して、惟喬神社へ向かいます。

惟喬神社に到着し、松明と背負子を下ろして、階段に松明を並べていきます。

約30程の松明が並べられた光景がこちら。

壮観ですが、一体何が始まるのでしょうか。惟喬神社に松明を捧げる儀式のようなものでしょうか。

疑問もつかの間、背負子を担いで階段に腰掛けるようにと声がかかります。

なるほど!背負子に松明をセットしやすくするためのものだったんですね(¨!

山仕事をお手伝いする『杉良太郎』の学生さん達ですが、背負子は初めてという方もいて、

わくわくされている様子でした。松明がどんどん積み込まれていきます。

ヒモでぎゅっと縛って松明を固定、ベルトをしっかりと引いて準備は完了。

腰を痛めてはいけないので、補助者の肩を掴みながらゆっくりと立ち上がります(^^;)

難なく立ち上がられました。流石、若い力ですね!

この背負子に松明を積み込む作業ですが、担ぐ方は前を向いている必要があるため、

自分の背中に一体どれだけのものが積まれているのか、下ろすまで分からないのです。

『若中』OBの方の話では、”9個松明を積んだで~と言われて下ろして数えると13個積まれていた”

ということもあったそうですΣ(゜゜) 若い力が成せることですね・・・。

私の背負子には、焚きもの用の松明(松明に点火するための火を起こす用)と

番線(やぐらを組み立てる際に、固定する針金のようなもの)が積まれ、

意気揚々と立ち上がりました。これから起こることも知らず、のんきな顔で写っております(>_<)

次回、献灯場所まで運ぶ作業からお伝えします。

 

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