かがやき隊員の奥田です!先月の11月23日に、雲ケ畑の出谷町にある惟喬(これたか)神社、

中畑町にある厳島神社にて御火焚祭(おひたきさい/まつり)が執り行われました。

午前11時前、惟喬神社には出谷町の方々が集まり、神事の準備を進めます(*^-^)

あいにくの雨模様でしたが、神事が始まる時間が近づくと雨が降り止みました。

御神酒、山と海の幸をお供え物に、榊(さかき)も準備。

午前11時、宮司さんが御火焚祭を執り行うことを宣言されました。

修祓(しゅばつ)の儀、火を灯して祝詞奏上(のりとそうじょう)、

宮司さんの玉串奉奠(たまぐしほうてん)に続いて、地域の方も玉串奉奠。

しんと静まる境内に、拍手の音が響き渡ります。

小宮さんにもお参り。お参りが済むと、宮司さんや地域の方が灯っていた火を静かに消します。

地域の方によれば、元々は収穫を祝う神事で、秋の実りに感謝し厄除けを祈願する新嘗祭(にいなめさい)に

ルーツがあるのではないかということでした(¨!

祭りの後は、神様の火でスルメをあぶり、お神酒を皆さんで頂きます。

スルメは健康長寿、幸せが続くとされる縁起物。神様の火であぶったスルメの足を食べると、

足が良くなったり、けがをしなかったり等の謂われもあるようです(o^^o)

午後1時。中畑町・中津川町では御火焚祭のいわば前夜祭のような集まりが開かれるようです。

午後2時からの神事の前に、今年の祭の代表の家に、祭を執り行う地域の方々が集まります。

お供え物と立派な御幣(ごへい)が準備されていました。

地域の方によれば、無事に祭を行えることへの感謝や

お酒を飲んで清めてから神社へ向かう等の意図がこの集まりにはあるのではないかとのことです。

また、中畑町・中津川町では禰宜(ねぎ:宮司さんの補佐役のようなもの)が置かれるのが通例で、

可愛らしい禰宜さん(お稚児さんとも呼ぶ)もお手伝いをしてくれるとのこと(*^-^*)

素敵な衣装は、持ち回りで代々受け継がれてきている衣装なんだそうです。

中畑町・中津川町の方々が、厳島神社に集まって来られました。

午後2時。宮司さんが御火焚祭を執り行うことを宣言されました。

今回は厳島神社の鳥居再建の報告とお祓いも行われました(こちらも参照)。

厄除け、地域の安全、そしてコロナ禍の終息を願いながら・・・。

無事に令和4年の雲ケ畑の御火焚祭が終了いたしました。

神事が始まると天候は持ち直し、滞りなく進行できたのには、

地域の氏神様がお守りして下さっている証なのかもしれませんね(^^♪

先々代から先代へ、そして今なお受け継がれてきている御火焚祭。

地域の方のたゆまぬ努力や想い、神様への畏敬と感謝の念を感じる御火焚祭でした!

 

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