かがやき隊員の奥田です!先月の1月29日に、京都府立植物園にて、

雲ケ畑地域を中心に活動されている『雲ケ畑・足谷 人と自然の会』(こちら)と

京都府立植物園の共催で学習講演会が開催されました(^-^)/

鴨川源流域である雲ケ畑を含めた、京都府の豊かな自然環境の保全の大切さについて、

各取り組み団体や研究者からの報告を参考に考えることがテーマです。

京都府立植物園の植物園会館2階にて、110名程の参加者が集われました(¨!!!

環境保全活動に対する関心の高まりを感じずにはいられません。

京都府立植物園の戸部園長のご挨拶で、学習講演会がスタートしました。

京都府レッドデータブック(絶滅のおそれのある野生生物をまとめたもの)の編纂にも携わられている

光田さんの報告によれば、京都府には2800種類の野生生物が存在し、その中の3分の1が

絶滅危惧種であるとのことでした(>_<) 原因は人間の関与が80%を占めており、

環境保全活動が進められる中、依然として厳しい状況であるとのことです。

そんな中、鴨川源流域の雲ケ畑では、コウライイヌワラビモドキとキブネダイオウの2種が

地域を代表できる貴重な植物として紹介されました。どちらも、日本では自生地が限られており、

雲ケ畑以外では奈良県や岡山県の一部でしか発見されていないんだそうですΣ(゜゜)

雲ケ畑の豊かな自然を象徴する植物ということなんですね。

『雲ケ畑・足谷 人と自然の会』からは、雲ケ畑地域・自生植物・それらを利用した里山の食文化が

紹介され、参加者に雲ケ畑の魅力が大いに伝わっていた様子でした(*^-^*)

雲ケ畑に関わりある者として、とても誇らしく感じました。

季節に応じた観察会や自然を楽しむ各イベント、京都府より委託を受けた保全活動を行いながら、

より多くの方に野生生物に親しみ・関心を持ってもらい、保全活動に共感してもらえるように、

たくさんの活動を行われていることが紹介されました(o^^o)

また、希少植物の保全活動に関しては、京都府立植物園や武田薬品工業株式会社等と連携しながら、

情報共有や育成方法の研究や編纂(へんさん)が行われているとのこと。

京都府自然環境保全課や京都府立植物園の職員さんからは、行政・研究機関・民間企業が一体となり、

広く活動を進めていく中においても、地元で活動する団体の存在がとても重要であり、

保全活動には不可欠であることが話されました。

冒頭の光田さんのお話の中には、「鴨川源流域は絶滅したと思われていた種がでてきたりと

とても興味深く、貴重な地域である」というのもありました。

また、武田薬品工業株式会社の京都薬用植物園内に、雲ケ畑エリアが整備されてること(こちら)からも

いかに雲ケ畑地域の豊かな自然が後世に受け継いでいきたい大切なものなのかが伺えます。

地域特有、もしくは自生している希少種は、その地域の『魅力』であり、

そしてそれは『地域への愛着』に繋がっていくとのことでした(*^-^)

学習講演会に携わられた皆様、ありがとうございました!