かがやき隊員の奥田です!先月のことになりますが、2月18日に出谷町にて

地域の方と京都大学山仕事サークル『杉良太郎』の学生さん達で炭焼きが行われました。

午前9時。炭焼き場に集まり、地域の方がそれぞれに役割を伝えていきます(^-^)/

まずは煙突をセッティング。使用するのは山から産出される赤い土。

水を加えると粘り気が出てくる、乾いた後も気密性を保持できる特徴があるようです。

煙突を一定の角度に傾けてワイヤーで固定します。

窯の中の奥には、煙を排出する穴があります。ここに詰まった砂やほこりを取り除き、

スムーズに煙が外へ流れ出るように煙の道を整備(*^-^)

あらかじめ長さをある程度揃えて切り分けていた木を、協力して窯の中へ入れていきます。

窯の中では膝を地につけて作業です。そのため、たくさんの木を炭にしようとした場合に、

たくさんの人手が必要になります・・・。学生さんの若い力が本当に助かると、地域の方(^^♪

また、事前に地域の方は小野郷学区の大森地区で炭焼きをされている方を訪ね、

意見交換をされていたようで、大森の炭焼き職人の方から教わったことを今回は試してみたいと

意気込まれていました。炭になる木に、写真のように割れ目を入れておくのも教わったことの一つだそうです。

力を合わせて作業を進め、窯の中がいっぱいになりました(*^-^*)!

缶の中にはパイナップル等が入っています。そういったご依頼も最近は多いそうです。

続いて、窯の中に障壁(火が直接木に当たらないように設けられる壁)づくりへ。

レンガをうまく組み合わせて、一定の高さの壁をつくっていきます。

この障壁の前で火を起こし、窯の中を蒸し焼きにして炭にするということですね(o^^o)

ここでも活躍するのが山から採れる赤土。レンガとレンガのすき間や、障壁と窯の間に

水分を含ませた赤土を練り込んでいきます。これも大森地区の炭焼き職人さんから頂いたアドバイス通り。

水分量の調節が中々難しく、また粘り気があるため、

混ぜ合わせるのにはかなりの力を要します・・・。混ぜるだけでも大変な作業です(^^;)

障壁の完成です!写真のように、すき間には赤土がべったりと塗りこまれています。

あとは、窯を塞ぐような形でレンガを組み、下部に空気の量を調節する穴と

上部に薪などの燃料を入れ込む焚口(たきぐち)をセッティングして、点火準備ですo(^-^)o

さあ、点火の時間です。

ふつふつと煙が出始め、日が落ちて暗くなった炭焼き場に炎の明かりが灯りました!

点火成功のようです!どこからともなく拍手が舞い起こります(^_^)

もちろん、炭焼きはこれからが大変な作業。火の加減を見つつ、炭焼きに適正の温度を管理して

窯の中を見ることなく、想定して窯を塞ぎ、鎮火作業まで行わないといけません・・・。

参加した学生さんも炭焼きの奥深さや苦労を実感したとのこと。地域の方からは協力への感謝と、

炭焼きという文化について知ってもらえることへの喜びをお話されました。

皆様、一日お疲れ様でした(>_<)!3月中頃には炭出しをされるとのこと。

良い炭が出来上がっていることを楽しみにしております!