かがやき隊員の奥田です！先日の４月２日に、『雲ケ畑・足谷 人と自然の会』が主催する

雲ケ畑『スミレ観察会』が開催されました(o^^o)　スミレと言えば、街中でも道ばたで

見かけることが多い春の花。自然豊かな雲ケ畑ではどのようなスミレが生息しているのでしょうか。

午前９時頃より。期待を胸に膨らませながら、集合場所へ参加者が集まります。

令和５年度新会長に就任された平井さん、今回の講師でもあるスミレ愛好会の山本義則さんの

ご挨拶から始まり、多量の積雪に見舞われて寒さが長引いた冬の季節から一気に数日で温暖化し、

たくさんの花が咲いているので注意深く観察をして愛でていきたいとのことです(^-^)/

早速観察を始めると、京都府では珍しいとされる『マキノスミレ』を発見！

紫色の上品な花弁にうっとり・・・(*^-^*)　ポツポツと花を咲かせていて、とても可愛らしいです。

こちらは『シロバナマキノスミレ』。名前のとおり、上述の『マキノスミレ』の白花で、

同じような環境の場所に自生しながらも、白い花弁が清涼感や清楚さを感じさせて

紫色の『マキノスミレ』と異なった印象を与えてくれます。

岩場やクマゴケの間から顔を出しているのは『ニホンカイタチツボスミレ（仮称）』。

日本を代表する『タチツボスミレ』とかなり似ているのですが、茎が地面を這うようになっていたりと

よく見ると異なる種類だと判別できるようです(＾＾；)

似ているようでも個性は人それぞれというのは人間と同じで、とても興味深いですね！

今回の目玉はこちらの写真の『ヒナスミレ』。『シハイスミレ』とよく似ているそうですが、

半陰地を好む繊細なスミレだそうで、京都府のレッドデータブックには【絶滅危惧】と評されるほどの

希少なスミレだそうですΣ(゜゜)　開花している状態で出会えたのはとても運が良いそうです。

今回講師を務められた山本さんからは、スミレの生息帯によって気候帯が分かる等

愛でるだけに留まらない面白さがスミレにはあるそうです。普段意識していなかった道ばたのスミレも

知ることで気にかけるようになりそうです(^^♪　そしてもちろんのことながら、今回たくさんのスミレと

出会えた雲ケ畑の豊かな自然環境は、手入れ等がされていなければ植生がどんどん移り変わり、

放っておくとすぐになくなってしまうものなんだそうです・・・。

可愛らしいスミレの花を愛でると同時に、豊かな自然を保全する必要性も学ぶ観察会になりました。