かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)の続編になります。

急こう配の山の斜面を登り、松明を松上げ場に運搬し終えた後、お昼の休憩を挟んで

やぐらを組むために用いる竹の加工作業に入りました。

松明の間隔を計算し、等間隔に松明を挿せるように穴を空けるとのこと。まっすぐ伸びた糸に

墨汁を染み込ませて、直線を竹に印し、中心に穴が空いている正方形の鉄板をあてて

キリや小型のノコギリ等を用いて、穴を空けていきます(^-^)/

この作業も鳴れていないと中々に大変で、穴を空けても中々松明を挿す部分が入らなかったり、

入っても歪んでしまったりと、一筋縄ではいきません(^^;)

もちろん、しっかりと固定できるように両側に穴を空けて貫通するようにしなければいけません。

一方は入っても、もう一方から中々出て来なかったりするため、穴を拡げていきますが、

拡げすぎると固定できないため、丁度良い広さを確保する正確さも求められます。

続いて、松明が挿さるように、先端をとがらせていきます。この作業は力加減がとても難しく、

やりすぎると先端が細くなりすぎて松明が抜け落ちやすくなってしまいます。

この作業で、少し斜めになっているものも、削り方次第でまっすぐに松明が挿せるようになります。

権兵衛松明(ごんべえたいまつ)と呼ばれる、特別な松明も完成。

お話に聞くと、若中(松上げを行う男性たち)を卒業した二人を権兵衛と呼び、

その方々が最初に高雲寺に届ける松明なんだとか。

12本で一括りのこの権兵衛松明、かなり手馴れていないと製作自体難しそうでした(>_<)

加工し終えた竹がこちら。若中の頭の指揮のもと、皆さんのチームワークを感じる手際の良さでした!

この後、これらの竹を含め、やぐらを組むために必要なものを用意して、再度登って作業を行うとのこと。

次回、再度松上げ場に登ってのやぐらを組む作業をご紹介します(o^^o)

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