🔥R5.8.24雲ケ畑松上げ体験記【中畑町】その6
かがやき隊員の奥田です!前回の投稿(こちら)でご紹介したように、
中畑町の松上げがいよいよスタート(^-^)/ まず先に権兵衛と呼ばれるお二人が
中畑町の高雲寺まで向かい、松明の火を届けて、こちらに合図を送られます。
少し見えにくいですが、写真中央、権兵衛のお二人が松明の火を振りかざして、
「「おーーーーい!!!!」」と、松上げ場に向かって合図を送られます。
雲ケ畑中に響き渡るような声と、松明の火が松上げ場にいる私達にもしっかりと届きました(o^^o)
こちらも点火した松明を持ち、若中の頭の合図で「「「おーーーーーい!!!!!!」」」と返します。
二回ほど、このやり取りを続けたでしょうか。「さあ、一気に火をつけよう!」という若中の頭の声掛けで
持っている松明を、やぐらに挿しこまれた松明に近づけます。
松明の根本に近い部分に火を近づけて、少しずつ火文字が完成していきます。
出谷町の松上げもそうでしたが、とにかく火の勢いがすごく、火傷しそうなほどの熱さです(>_<)
その熱さは、今回の松上げを記録しようと頭にセットしていたGoProが緊急停止するほど・・・。
それに気づかず(そんな暇はありませんでしたが)、火文字の松明が全て点火したのを確認し、
いよいよやぐらを持ち上げるための最終段階へ。
前々回の投稿でご紹介した『はらい』と『かんぬき』の役、そして大棒の根元を管理する役に分かれ、
「「「せーーーーのっ!!!!!!」」」で、やぐらを持ち上げます。
私は『かんぬき』の役。持ち上げる際に、『かんぬき』をやぐらの上部にくっつけて、
合図に合わせて前へ強く押し出します。持ち上げられたやぐらの根本を固定し、
高雲寺へ献灯します。今年の中畑町の松上げの火文字は【丁】。
続けて、中津川町の洞谷寺(とうこくじ)に向けるため、やぐらを回転させる作業へ。
『かんぬき』側で合図を送り合い、前へ押す・後ろへ引く(ゆるめる)。
そして、大棒の根本から少しずつ回転させます。その際に、燃える松明の火の粉が
大棒の根本にいる方に降りかかります。それを和らげるために、『はたき』役が必死に払います。
もう一度、高雲寺へ。そして、もう一回、洞谷寺へ。最後は、高雲寺に向けて固定して
雲ケ畑の夜空に火文字を浮かび上がらせました! 持ち上がったやぐらの火文字を見て、感動・・・
している暇はなく、それぞれに松明を手に、暗闇の中、山を急いで下ります。
「わっしょい!」「わっしょい!」「わっしょい!」「わっしょい!」の掛け声で、
ヘッドライトと松明の灯りを頼りに、急斜面を下り降ります。目指すは高雲寺!
道中、地域の方から声援と拍手をいただき、一気に高雲寺への階段を上り切ります。
高雲寺の境内にはたくさんの地域の方々が!そして拍手と笑顔で迎えてくださりました。
振り返ってみると、驚くほど鮮明に【丁】の火文字が夜空に浮かび上がっていました(¨!
「ようやったな!!」「がんばった!!」「ありがとう、ごくろうさん!」称賛の声をいただき、
感動を噛みしめました。報われた感じと達成感で胸がいっぱいになりました・・・。
令和5年度の松上げメンバーで記念写真。本当にありがとうございました!
波多野副会長ともお写真を撮影いただきました!さじきの里サロンでも大変お世話になっていたので、
松上げの成功を喜んでいただけて、こちらも嬉しい限りです(*^-^)
北区役所から、まちづくり推進課長、事業係長等が応援に来てくださっていました。
今回の松上げ参加をサポートしてくださった、雲ケ畑出張所の所長とも記念に一枚。
大変お世話になりました!
中津川町では、沿道に松明が配置され、松上げに合わせて点火されていたとのことです。
きちんと火文字が届けられていたようで、安心いたしました。
昨年参加させていただいた出谷町の松上げとの差異は確かにあったものの、
地域の方々の多大なるご支援のもと、そして消防署や消防分団等の雲ケ畑に関わる全ての方の
協力あっての伝統行事であることを強く実感することになりました。
今回、中畑町に参加させていただいたこと、本当に嬉しかったです。ありがとうございました!!!
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